資金を作るために株を始める人が多くいます。というより、ほとんどの目的は資金収集だと思います。しかし、生活資金であったり、「必ずなくてはならないもの」のために株を始めるのは少し危険かもしれません。

株は儲かるだけじゃない

10年来高値を更新した2015年のスズケンの株価

株式会社スズケンは1932年創業の医療用医薬品の卸売会社です。愛知県名古屋市で事業を開始した「鈴木謙三商店」がそのはじまりです。現在でもスズケンの本社は名古屋市に置かれています。M&A(企業買収)などにより事業分野や事業拠点を着実に広げてきたスズケンは、1995年9月、名古屋および東京の証券取引所に上場を果たしました。この際はいずれも第2部への上場でしたが、その2年後には第1部への昇格を果たします。
ではここで、2015年におけるスズケン株の年間推移に注目しましょう。この年最初の取引日となったのは1月5日です。この日、スズケンには3,350円という始値が付き、新しい年の取引が始まりました。その後、年明け間もない1月13日には2,877円という年初来安値を付けます。年初と比較して470円ほどの下落となりましたが、これは心配するような事態には至りませんでした。その後の株価は順調に上昇していったからです。年中盤には4,000円越えを達成しますが、上昇の勢いは止まりません。12月2日の場中には年初来高値となる5,000円ちょうどという株価を付けました。2015年最初の始値と比較して49%も上昇した株価です。ちなみに、この5,000円という年初来高値は、過去10年間にも記録したことのない高値、すなわち10年来高値ともなっています。この後、株価はいくらか値を下げ、2015年最後の取引日である12月30日には4,625円という終値を付けました。この終値を年初における始値と比較した騰落率は約38%のプラスです。
なお、スズケンは年に1度の株主優待を実施しています。株主に対しては、同社が取り扱っている3,000円分の商品などが進呈されます。